F-Secureが下半期のセキュリティ統括、大規模攻撃は「Zotob」「Sober」 (INTERNET Watch, 12/8)

 フィッシング攻撃では、2004年におけるドイツの銀行の被害額が7,000万ユーロ(約100億円)に上ったことを引き合いに出し、この数字が急速に増加傾向にあると解説。攻撃を受けたドイツ銀行やポストバンクでは、オンライン取引の認証としてワンタイムパXワードの採用を進めているという。

 一方で、当局がフィッシング攻撃者を検挙する能力も高まってきていると指摘。その結果、シティバンクやeBayなどを模した典型的で大規模なフィッシングではなく、騙されてフィッシングメールに返信してしまいそうな、より小規模な対象に的を絞る傾向があるという。また、フィッシング攻撃を行なう犯罪組織は、ある地域から別の地域へとターゲットを探して渡り歩いているという証拠も見られたとしている。
F-Secureが下半期のセキュリティ統括、大規模攻撃は「Zotob」「Sober」 (INTERNET Watch, 12/8)