「価格.com事件はウイルスを仕掛けられる典型的な例」米McAfee副社長

 ボット対策を進めることで、ウイルス対策ソフトの仕様が変わる可能性もあるという。「現在デイリーアップデートを行なっているが、頻発するボットに対応するには、将来的には毎時アップデートを行なう必要があるだろう。ボットの繁殖スピードを超えていかなければならない」。

もはやシグネチャベースのアンチウイルスやIDS(IPS)でボットの侵入を防ぐのは無理かと。


 調査では,まず,おとりとなるマシン「ハニーポット」をネット上に設置し,“流通”しているボットを捕獲。その挙動や特徴を解析した。収集期間は4月1日から5月12日まで。この期間中に捕獲したプログラムのうち,ボットとしての挙動が確認されたのは,3万1846件(3705種類)。このうち,ウイルス対策ソフトで検出できたボットは2万8309件(767種類),検出できなかったボットは3537件(2938種類)だった。「1日あたり70種類の未知のボットを捕獲したことになる」(小山氏)
1日あたり70種類の新種ボットが出現している状況では毎時アップデートも無意味かも知れない。