利益狙いのデスクトップ攻撃が増加傾向――Symantec報告書(ITmedia, 9/20)

 クレジットカード番号や銀行口座情報といった重要情報の流出も増加。Symantecに報告が寄せられた不正コードサンプル上位50件のうち、クレジットカードなどの情報を流出させる不正コードは74%を占め、前年下半期の54%から急増した。

 個人のPCなどを攻撃の土台としてしまうボットネットワークやカスタム版のボットコードは、販売やレンタルの形で提供されるようになっているといい、ボットネットワークコンピュータの実働数は1日当たり平均1万352台と、前期の4348台から140%以上増えた。今後さらに高度で検出されにくいコードが登場してくる公算は高いとSymantecは予想している。

 フィッシング詐欺も引き続き増加傾向にあり、フィッシングメールの数は1日平均299万通から570万通へと増加。Symantec Brightmail AntiSpamでスキャンしたメールのうち125通に1通がフィッシング詐欺メールとなっており、昨年下半期に比べて2倍に増えた。