オンラインサービスの悩みにセキュリティ


 例えば、個人ユーザー向けにパーソナライズされたコンテンツを利用したいとの回答は、今回の調査で全体の80%に上っているものの、前年の81%からは低下したとされる。パーソナライズを目的に、各サイトの運営側へ自分の興味や好みなどに関する情報を伝えることについて、前年の調査では協力姿勢を示したのが64%だったのに対し、今回の調査で進んで協力したいと答えたのは59%だった。自分の住所・氏名・年齢など、より詳細なアイデンティティに関わる情報を伝えることに関しては、前年は過半数の56%が協力すると答えていたが、今回の調査で協力すると回答したのは46%だった。
 同社は、パーソナライズへの関心低下の一要因に、セキュリティへの懸念が挙げられるとしている。今回の調査では、インターネット上でサイト運営者などへ知らせた各種の個人情報について、どれほど安全に管理されているのか不安を感じてしまうとの回答が、全体の63%に上ったとされている。また、一般的に年齢層が上がるほど、セキュリティへの懸念が高まる傾向も見られたという。